内側の直感を道標に“為すべきことを成す”
さかのぼること10年ほど前、自分がデザイン事務所に所属している際に、会社に多少の予算を出して頂き新しいブランドを作らせてもらっていました。何もかも自分が好きなようにさせてもらえて、今考えてもありえなくても、運が良かったと感じています。
当時、革の職人とコラボしたプロダクト、デニム生地を使ったコンパクトなサコッシュのようなエプロンバッグ、シルバーオブジェなどを取り扱う。ブランドを1からトータルでやらせてもらい、ネットショップまで作りました。
そのブランド名がUNTI、それなりには色々と考えていたのですが、動機がただただブランドを持ちたい。その時の自分にしばりを設けたくなくて。アンタイトルが略で。UNTIになりました。その時のコンセプトとして、「感覚が高揚するもの」を信じたい。というようなことだったと思います。そのあたりの批評は置いておいてw
最近感じていることとして、やはり自分の直感、ふとした時に鳥肌がたつことなど、それは自分のセンスが色濃くでる証だと実感しています。
アメリカでも昔からいまもなお、仕事の現場で言われている「マインドフルネス」これはメディテーションで凝り固まった思考をクリアにしている状態で。そうすることでスピリットがダイレクトな状態になり、仕事のアイデアがひらめいたり、事がうまくまわるということだそうです。
要するに10年前の自分が感じた「感覚が高揚する」、「鳥肌が立つ」ということも、頭で巧みに考えたものではなく、うちに秘めた直感を信じると言うこととつながり。当時の自分は瞑想に興味は無かったにしても、重要なことは肌で感じたいたんだなというお話しでした。
そして今もなお、自分がお茶、デザイン、宇宙という大枠にも縛られず、基準は直感を頼りに進めていくことが“為すべきことを成す”のでありましょうか。